高校時代の友人Ho君に誘われて、天理市から桜井市にある古墳めぐりに行ってきた。
古墳めぐりと言っても、箸墓古墳などの有名な古墳ではなくて、藪を分け入ったり、山に登ったりと
不明瞭な道を探しながら歩く古墳めぐりだ。
Ho君と、同行したMa君は以前から、あちこちの古墳に探検に行っているので、
仕事を辞めて暇になった僕が誘われた。
まず向かったのは、天理市の石上神社の近くにある、峯塚古墳だ。車が通れるかどうかという農道を進んで、
鹿除けのフェンスを開けて入っていく。Ho君がタブレットを見てキョロキョロ捜しながら坂を登っていくも
なかなか見つからない。竹藪の中に分け入って石室の入り口を探したが見つからず引き返す。
引き返す途中、先に帰っていたHo君から僕を呼ぶ声が。
返って振り返ると「こっちに別のフェンスの入り口があるよ」と入っていくと奥のほうから
「こっちや」というので、進んでいくと天井の低い入口が見えた。
しゃがみながら入っていくと、中はかなり広い、大きな立派な石室だ。
古墳時代の最終期の古墳だそうだ。
初めてのこのような古墳めぐりだが、Ho君によると、こういうことはしょっちゅうで、
捜すのをあきらめて帰ったこともあるそうだ。なるほど。
次に向かったのは、そこからちょっと行った天理高校の傍にある西山古墳だ。
一層目が前方後方墳で、2層3層目が前方後円墳のかなり大きい古墳だ。樹木も生えておらず
形がよくわかる古墳だ。頂部に上がってみるとその大きさが良くわかる。
次は、すぐ近くに見えるこんもりした森が見えるところかといったが、よくわからない。
Ho君によると、塚穴山古墳かな?でも、インターネットで見る石組みがないので良くわからない。
あきらめて、お昼も過ぎたので国道沿いのファミレスに。食事の後は一路桜井へ。
桜井市内について、またまた狭い集落の道を通って奥のほうへ奥のほうへと入っていく
こうこれ以上というところで、車を降りて山道を登っていく。
例によって、Ho君がタブレットをもって、あっちだ、こっちだとうろうろ
山道を登って、とうとう誰も通らないところを藪漕ぎ、ささやぶを下っていくとパッと開けた。
「ここだ、ここだ」とHo君は満足げだ。進んでいくと山側に石組みが、石室の入り口の辺に大きな石があって入りにくそうだが、何とか乗り越えて入ると、そんなに大きくない石室に石棺がある。徳利山古墳だ。
蓋はすでになく、中には砂と水が溜まっている。でも、結構立派な石棺だ。
古墳の横は、テラスになっていて眼下に耳成山が綺麗な姿を見せている。
テラスから向こうは、ずっと平坦な道が続いているが、どこに行くかわからないので元来た藪漕ぎの道を戻る。古墳めぐりを終えて最後に、樫原考古学研究所付属博物館に。65歳以上の証明書を示すと無料で入れた。
館内の展示物は充実していて、桜井市のメスリ古墳出土の大型埴輪には圧倒される。
以上が、初めての古墳めぐりというか、古墳遊びの一日だった。
峯塚古墳の入り口
なかなか立派な?石室
こんなところに
西山古墳。樹木がないので形がよくわかる
塚穴山古墳?ちょっとちがう?
こんな道をゆく(徳利山古墳への道は右方向に)
徳利山古墳で、
徳利山古墳
耳成山がよく見える
メスリ古墳から出土の大型埴輪の前で
by take4ni4da
| 2017-01-13 23:40
| 日記
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