都が東京に行ってしまって意気消沈していた京都の復興のためにいろいろな事業を興した中で、琵琶湖疏水開拓により、わが国初の水力発電がもたらされ、その活用のために、稲荷から蹴上まで電気鉄道が敷設され、さらに京都駅から北野天満宮まで敷設された。その廃線跡をたどるウオークだ。
JR稲荷駅近くの児童公園に集合。ここは、昔の市電の駅跡だそうだ。公園を出発して廃線跡をたどり、京都駅前にある「電気鉄道事業発祥地」の碑をたずねて、梅小路公園の市電広場で、実際に走るチンチン電車を眺めながら休憩。そのあと、チンチン電車の京都駅から北野天満宮までの軌道跡をたどって歩く。
西洞院どおりの途中の綾西公園で昼食の後、四条通に出て西に堀川まで歩く。
ここは、当時普通の市電と、チンチン電車が同じ軌道を走っていたが、チンチン電車の軌道の巾が狭いのでレールが三本通っていたところで、僕も小さいころその姿を見ている。
堀川通りに出ると、今度は北に一直線。われわれは、堀川遊歩道を進み中立売通りで西に進む。
ここで、チンチン電車は堀川を渡るが、その橋脚あとがくっきりと残っている。
中立売通りを千本通りまで進んで商店街に入るが、アーケードの歩道のあちこちに、チンチン電車をデザインしたタイルが埋め込まれている。やがて、北野天満宮前の旧停車場跡まで来るとチンチン電車の旅は終わり、御前通りを南に歩いて、円町でゴールとなった。参加者は230名。天気は良くて、余り暑くもない快適なウオークだった。
出発式
出発式の会場横に展示されたチンチン電車の往時をしのぶ写真
京都駅前の、電車事業発祥の地の碑
梅小路公園で動いているチンチン電車
昔、京都駅から北野天満宮まで走っていた軌道跡の西洞院通り
チンチン電車が堀川を渡った橋の跡
中立売商店街のタイル
北野天満宮停車場跡。
by take4ni4da
| 2014-09-07 23:48
| KWAウォーク
|
Comments(0)