「運命を分けたザイル」を観て来た。梅田のロフトの地下に有るテアトル梅田というミニシアターだ。しかも、火曜日は男性が1000円というタイミング。偶然、囲炉裏村の仲間の「山雀」さんとバッタリ会った。
この映画は、実際に有った山の遭難事故をドキュメンタリー風にえがいている。南米ペルーの未踏峰「シウラ・グランデ」峰の西壁に挑み、みごと登攀に成功するが、下山途中に道を見失って迷走する内に相棒の一人が滑落して足の骨を折る。ザイルでつながりながら、なんとか二人で下山を試みるが、再び滑落して、片方が宙ずりになってしまう。それでも支えつづけるが、体力も限界になり、このままでは二人とも死んでしまうのでついにナイフでザイルを切断して、ひとりで下山する。落ちたほうは、クレバスにおちてしまい絶望。ところが、信じられない精神力で、足の骨を折りながらも自力で生還すると言う脅威の話だ。
僕などは、これからも一生こんな経験はしないと思うが、ザイルを切ったほうは、その後非難を浴びたらしいのだけれど、切られたほうが「自分も反対の立場だったら切っていた」と弁護している。実際に極限状態に置かれたら人間はどうするのだろう。なんという生への執着だろうと考えさせられた。それにしても、迫力満点のシーンの連続で、どうして撮影したのだろう?
by take4ni4da
| 2005-03-15 22:00
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