昨日、好天の中仲間のウォーキングを開催した。さて、何処に行くかいろいろ考えた。やっぱり、近年一番の紅葉だという京都を歩こう。二つの候補地を考えた。北山の沢ノ池か山科の琵琶湖疎水か、さんざん考えた挙句、山科の琵琶湖疎水に決めた。
当日の、昨日JR山科駅に18名もの仲間が集まってくれた。しばらく体調を崩して休まれていたKrさんも久しぶりに元気に参加してくれた。休まれる前より、血色が良いので安心した。また、姫路からRyさんの奥さん、遠く群馬県から久々にMkさんも参加してくれた。10時になって、自己紹介とコース説明をして出発。山科駅の線路の下を通るトンネルを通って北側に出て、北に向かって歩く。疎水に着くと洛東高校の手前を左に折れる。今日のコースはKWAの大文字観望ウォークの前半のコースなので下見はしていない。疎水に沿って歩き始めていきなり素晴らしい紅葉が目に飛び込んできた。
のんびりと疎水に沿って歩く。ジョギングの人たちが通り過ぎる程度で、人はあまり多くないので歩きやすい。このコースの紅葉は、思いのほか素晴らしくて、このコースにしてよかった。ところどころ、真っ赤な紅葉に、皆が感嘆の声を上げる。途中疏水をそれて真っ赤な橋をわたって、本国寺を訪ねる。このお寺、前にも来たことがあるが、なんともド派手なお寺で、山門の左右の仁王さんは、総金箔貼り。
山門の上には金の鯱鉾、中ほどの晩鐘は金色。どこもかしこも金色なのだ。此処までしなくてもと思うのだけどね。元の疎水に戻ったところの紅葉がまっかっか!更に進んで、橋を渡って対岸を歩き着きあたりの広場で休憩。此処に有る銀杏も青空に映えている。
ここから、疏水は小さなトンネルに入っていく。蹴上へは山に入って越えるコースもあるが、我々は、三条通りのコースを行く。こっちのほうが、傾斜が緩い。狭いコンクリートの橋を渡りちょっと登って、民家の間の道をいき、ふたたびトンネルを潜ってきた疏水に合流して進むと、またトンネルに入る手前に「日本最古の鉄筋コンクリートの橋」と石碑の建った小さな橋を見て、疏水をそれて民家の間の道を抜けて、三条通りに出て右に進む。緩やかな登りの道をゆっくりと歩く。昔はこの三条通(旧東海道)を牛車が米を載せて峠を越えたそうで、当時の石畳が車輪が通るところがレールみたいになっていたという。峠を登り切ったところに「牛車モニュメント」があって当時の敷石が展示されている。
さて、お昼も廻ってお腹も減ってきたぞ。もう少し歩いて、蹴上浄水場が見えてきた。春には、ツツジがとても綺麗なところだ。三条通をそれて、少し登るとインクラインの公園に着いた。ここで、やっとお昼とする。さあ、シートを広げていただきまーす。蹴上の公園の中央には、京都に近代文化の発展をもたらした琵琶湖疏水の建設者、大学を出たての若干23歳の田辺朔郎のりりしい像が立っている。
昼食後はその銅像をぐるっと回って、日本最初の水力発電の施設を見ながら南禅寺へ向かう。狭い疏水の勢いのよい流れに沿って歩き、山道を降りると水楼閣だ。此処まで来ると凄い人出だ。南禅寺境内に建つレンガ造りの水道橋は、古いお寺の建物とはミスマッチのようだが、ところが今ではしっくりと境内の風景に溶け込んでいる。
ここで、少し時間を取って自由時間とする。みんなそれぞれ写真を撮るのにばらばらになる。本堂から三門に至る参道の周りの紅葉も最高で、逆光に映えていた。
しかし、人も多くてなかなかうまく写真に収められない。困るのは、携帯を高く掲げて撮るものだからその人の手が邪魔になる。おまけにそばには大型バスがびっしりと並んでいてこれも邪魔だ。そうこうしているうちに集合時間となる。その後は、地下鉄蹴上駅から帰る人を見送り、残りの者は打ち上げに三条のビアレストランまで歩く。お疲れ様。
by take4ni4da
| 2012-11-25 21:44
| 567倶楽部ウォーク
|
Comments(0)