「小澤征爾さんと音楽について話をする」を読んだ。
世界のマエストロ小澤征爾さんと、世界の小説家(と言ってもいい)村上春樹さんの対談集だ。
村上春樹さんと言えば、最近ではベストセラー「1Q84」で有名な超人気作家だが
小説の中には必ずと言っていいほど音楽が出てくるし、エッセイでも
JAZZの「スウィングしなけりゃ意味がない」をもじった「意味がなければスウィングじゃない」も愉しく読んだ。
とても沢山の種類の音楽を聴いていらっしゃる。レコードやCDで聴くだけじゃなく、コンサートにも足を運んでいらっしゃるそうだが、忙しいのに、どうしてそんなに聴けるのだろう?
しかも、この本に寄ると其々の音楽を聴きこんでいらっしゃって、驚く。
そんな春樹さんが、小澤さんと対等の立場で対談していらっしゃる。
バーンスタインのアシスタントの時代や、カラヤンにかわいがってもらったこと
おなじ交響曲でも、あのときの演奏と、別の時の演奏はここがこう違ったとか
とても興味深いことが語られている。
クラシック音楽をあまり聴きこんでいない僕でも、一度聴き比べをしてみようかなと思うが
そこまで深くわかるのかな?
とにかく、とても面白い本だった。
by take4ni4da
| 2012-02-09 21:59
| 日記
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