さてさて、いよいよ京都へ向けて出発だ。
「京はと遠ても、十八里」昔小浜で水揚げした鯖に塩をして
鯖の道を行き京都に着いたころ丁度良い塩味になったといわれる。
京都府ウォーキング協会が毎年暑い夏に企画するウォーキングで
今回が13回目だそうである。
一日目は下の道を歩く「若狭コース」と
山越えの道を歩く「針畑越えコース」に分かれて歩き梅ノ木で一泊
二日目は全員で梅ノ木から花折れ峠を越えて大原から出町柳まで歩く。
初めて参加する人は、山コースには参加できず必ず下のコースを歩く。
僕は今年が3回目なので、どちらでも行けるのだが炎天下で平坦の
したのコースではなく、変化のある山のコースを行くことにした。
朝6時に小浜の旅館を出発して、鯖街道の起点である「泉商店街」に向かう。
起点のプレートの前で、コース別に写真を撮る。
一同揃って協会旗を先頭に、八幡神社に向かう。
八幡神社で旅の無事を祈願して、出発式。今日の役割分担とストレッチ体操の後
Nさんの元気一杯の檄で出発。
快晴の空の下、小浜の民家の間を淡々と歩く。
太陽が容赦なく照り付けて暑いが、偶に吹く風が気持ちよい。
1時間ほど歩いて「若狭彦神社」に到着。
ここで一回目の水分補給。街道ウォーク中は「若狭街道コース」と
「針畑越えコース」其々1台ずつサポート車が搬送してくれて、
大きな荷物も車の中。要所要所でお茶やジュース、トマト、飴などの補給をしてくれる。
さて、ここからいよいよ二手に分かれる。先に「針畑越えコース」組が
「若狭コース」の人たちに見送られて出発。「行ってきまーす」
影のないアスファルトの道を山に向かってどんどん歩く。この辺りを「遠敷」とかいて「おにゅう」と読む。
しばらく歩いて、奈良のお水取りのための、お水送りの寺として知られる「神宮寺」の前を通り、
そのお水送りの行事が行われる「鵜の瀬」資料館前で水分補給。
しばらくアスファルトの道が続き、緩やかに登っていく。所々風通しのいいところがあって
気持ちが良い。2,3度細かく水分補給をしたり
ストレッチ体操をしたりして高度が上げって行き、後方の山々が美しい。
やがて、鯖街道登山口という看板のところで休憩。随分汗をかいて苦しそうな人もいる。
大丈夫かなあ?登山口に座っていた人は猟師で、「熊が出るので気をつけて」と
注意を受ける。「鯖街道」と彫られた看板にくまの引っかいた痕が生々しい。
本格的な登山道をゆっくりゆっくり登る。とても気持ちのいい道だ。
やがて、ふたたび林道に出て炎天下の道となる。こちらは少々辛いのぼりとなる。
しばらく行って。やっとサポート車と出会いここで弁当だ。
おにぎり2個と佃煮と梅干のお弁当を食べる。おなかが空いているので美味しい。
しばらく休憩しておなかが一杯になって後、まだ残っているのぼり道を行く。
高島トレイルと交わったところが「根来坂峠」で、視界はゼロ。
ここからは下り。しかしちょっとスリルのある細い道で左側が谷だ。
途中、後を歩いていたSさんが足を滑らせて勢いアマってトットットッと駆け下りてきて
僕の横を通り過ぎて谷に落ちた。運よく園には木があって引っかかり間一髪。
危うく、僕も巻き込まれそうになってぞーっ!
ようやく山道を折りきって、2mぐらいの幅の流れをばちゃばちゃと渡りアスファルト道に出る。
ここからは、小川(こかわ)というところまで約10kmほどは自由歩行。
みんな、先を争うように早足で歩いていく。僕も、最初はNさんを追い越そうと歩く。
Nさんは追い越したが、先にも何人か歩いていて、ちょっとあほらしくなってペースダウン。
小川の集落にある酒屋にNさんと一緒に到着。
小川の酒屋でご褒美のビールを呑んで、後は針畑コース組みんなで隊列を組んで
今日のゴールの梅ノ木の「石楠花荘」に18時10分に到着した。
若狭コース組の到着が1時間ほどあとなので、風呂に入って汗を流してさっぱりして待つ。
そうこうしているうちに、1時間10分遅れで若狭コース組も到着。がんばったね。
ああ、疲れた!
by take4ni4da
| 2011-07-17 22:29
| KWAウォーク
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