2年前から5月中頃に開催している
山の仲間の愛宕山クリンソウ観賞オフだ。
毎年僕が主宰している2回の愛宕山オフの一つ。
去年は、下山時に事故があって残念なオフになったので、
今年はやるの?と聞かれて少しためらったがやることにした。
朝、10時に清滝のバス停に11名の仲間が参加してくれた。
登り口の鳥居の前で挨拶と自己紹介をして
去年と同じ、戦前にあったケーブルの駅跡からケーブル道のさわりだけ登る。
少し行って、表参道の本堂に戻り最初の急な道を登る。
いつもながら、苦しい登りだ。
美味しい「お助け水」のところを通り、急な石段を上って
暑くなってきたので、昔茶屋があったところで上着を脱ぐ。
僕は、もう何度も登っているので特に苦しいとも感じなくなっているが
初めて愛宕山に登る人には、結構きつい登りだ。
三合目の休憩所で、1回目の小休憩をとる。
日差しはあるが、涼しい風もありしばらく休んでいると少々肌寒くなるので
5分ほどの休憩で出発。
ここからはすこし急こう配もおさまるが、まだまだ登りが続く。
木影の登り道を、もう下ってくる人もいて軽く挨拶をしてすれ違う。
5合目の休憩所では遅れている人を少し待つ。
ここで、苦しい登りはいったん終わり、しばらく平たんな道になる。
左側の木立が途切れたところから、眼下に保津川が見える。
しばらく登って、七合目で二回目の小休憩をする。
ここからは、京都市内が奇麗に見えるが
今日は黄砂の影響かすこし霞んで見えている。
休憩の後は、一気に頂上に向かうが
水尾別れのところで、別グループの男性が
登山靴のソールがパックリと剥がれて困っていたので、
仲間がひもなどを渡して応急処置。
九合目頑張り坂からは最後の急な登りを登りきると黒門に着く。
ここまでくれば頂上まであとすこし。
12時10分ごろ頂上に着き、社務所前の広場で昼食。
社務所前にはピンクのシャクナゲが満開で、
広場には八重桜が満開だ。
Pさんと、TさんがIpadを出して見せてくれる。
Pさんのには、デジカメが付いていて盛んにパチパチ撮っているので
近くにいるハイカーたちが興味深げに寄ってきて感心している。
昼食後、更に石段を登ったところの拝殿に今日の山歩きの無事を祈願して
いよいよ秘密の花園に向かう。
石段の右に向かう道を進み、左に月輪寺に降りる道を通り過ぎて
東に比叡山から比良山方面が奇麗に見えるところを過ぎて
お地蔵さんが3対建っているところを右に曲がる。
左に行くと、愛宕山の三角点や竜ヶ岳、地蔵岳に行くことができる。
広い山道を少し下ったところから、道幅が極端に狭まった山道になるので、
メンバーに注意を呼び掛けて慎重に下る。
何度かくねくねと曲がったところから、道をそれて僅かに踏み跡が残る中を
谷に向かって降りる。
落ち葉でずるっと滑りそうな道をしばらく降りていくと川の源流に出会う。
ちょろちょろと流れる川に沿って、やや不明瞭でぬかるんだ道を下っていくと
いよいよクリンソウが一輪、二輪と咲いてくる。
やがて、前方にピンクの塊が見えてだんだん迫ってくる。
大きなクリンソウの群生地には、すでにたくさんのハイカーが訪れて
写真を撮っている。
わずか2年前には、訪れる人も少なく静かな秘密の花園だったのが
今では秘密でも何でもなくなっていて、愛宕山の人気スポットになっている。
あまりたくさんの人が来て、中に心ないハイカーが、株ごと持ち帰ったりして
荒らさないでほしい。以前、小塩山のカタクリが有名になったのは
インターネットのHPなどで紹介されるのも考えものだといわれていたが
こんなブログに書くのも、少し罪の意識を感じる。
みんな自然はあるがままに大切にしてね。
この谷には、大体3か所の群生地があってそれぞれボリュームがある。
3っつの群生地をゆっくり回って、首なし地蔵に行く道に出会い
反対方面に向かい竜の小屋まで行く。
こちらの道のわきを流れるせせらぎにもたくさんのクリンソウが咲いていて
堪能させてくれる。
途中、うろ覚えで声をかけなかったが竜の小屋の管理人のTさんとすれ違ったようだ。
竜の小屋に着いて、みんなのコーヒーを寄せ集めてWさんがお湯を沸かして
頂く。美味しい。
しばらくくつろいだ後、元来た道を戻り首なし地蔵に着く。
この辺りを「サカサマ峠」というらしい。
さて、下りはどの道に行く?
今日のメンバーの顔ぶれから、去年と同じ梨の木谷のコースをたどる。
ザラザラと滑りやすい道なので、あわてずにゆっくり注意して降りてくださいと
注意して慎重に下りる。この谷筋にもクリンソウがところどころ咲いていて
楽しませてくれる。
慎重に下りて、去年事故のあったところも無事通り過ぎて安全な林道に降り立つ。
ここから清滝までは長ーい下り、平坦で安全といえども安心できない
何が原因で転ぶとも限らないのでなおも慎重に進む。
途中、Mさんがバスには約乗りたいのでといって走っていく。
つづいて、Tさんもつられて走って行った。
残ったメンバーはゆっくりと歩いて清滝に4時20分ごろ着いてバスを待つ。
バスで嵐山まで出て、JRに乗り換え京都駅に。
5時半ごろ予約していたビアレストランでカンパーイ!
「やっと、ホッとしたねえ。」とeさん。
お疲れ様。
by take4ni4da
| 2011-05-14 22:39
| 日記
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