二日目は日光白根山に登る。
別名奥白根山といわれ、こちらも日本百名山の一つだ。
昨日の疲れか、朝から体が重い。
今日はロープウエイを使って、白根山の2000m山頂駅から
2577mまでのやく577mの標高差だ。
山頂駅に着くと、正面に見えるのが日光白根山だ。
この位置から見ても切り立っている。
登れるのだろうかとの不安を胸に登り始める。
鳥居をくぐると、森の中の比較的平坦な道を進む。
男体山と違って、人も多い。
ペースをスローにして、どんどん追い抜いてもらう。
大日如来の小さな石像を過ぎると、本格的な登りになるが
まだまだ緩いのぼりなので快適に進む。
今日も、そんなに暑くなくて風が心地よい。
地図で見ると、この登山道が一番緩やかで登りやすいようだ。
相変わらず、子供連れや中高年のパーティーが前後する。
そうこうするうちに森林限界を超えてパッと明るいガレ場に出る。
お花畑もあちこちにあり、小さな白い花やハクサンフウロウや
ハクサンシャクナゲが一杯咲いている。
空も青空、素晴らしい景色だ。
一気に登ると、祠のあるピークに着くが山頂は一旦下って岩稜を登って向こう。
止まらずにいき狭い頂上に着く。三角点の周りには記念撮影をする人たちで
大混雑。我々も写真を撮って早々に、最初のピークに戻り
昼を食べるところを探す。少し風とガスが出てきたので
大きな岩の陰で食事をする。
フライパンとコンロを持ってきてくれて、焼き飯のパックを温めて
ご馳走してくれた。美味しかった。
山頂付近には、コマクサの群生があり
真っ赤なコマクサも見える。久しぶりに観るコマクサは
こんなザラザラのところにけなげに咲いている。
下りは、地図に急坂と書いてある五色沼への道をとる。
急坂と言う割には大した事がない。この斜面にも
コマクサが群生している。
途中から、ハクサンフウロやヤマオダマキも沢山見られた。
森林地帯に入ると、鹿が所々で迎えてくれる。
たのしい気分になってくると避難小屋に着く。
さらに15分ぐらい下ると静かな五色沼につく。
ここはあまり訪れる人もなく、ここでも鹿が迎えてくれた。
沼の渕をグルット回りこんで、今度は一気に登り
今度はさっきより少し小さな弥陀が池に着く。
ガスが垂れ込めていてくらい池の印象。
池のふちに菅沼方面への木道が着いているが、そちらには進まず
少し登って十字路をまっすぐ進み急坂を一気に下って行く。
下りきったところに小さな湿原がある。
七色平と言って短い木道が着いている。渡りきったところに
避難小屋があるが荒廃している。
それを見過ごして行くとすぐに朝通った道と合流し大日如来像を過ぎると
やっと山頂駅前の広場に着く。
ロープウエイの側には足湯があって登山客が入っている。
我々は入らずに、ロープウエイで下って車に乗る。
キャンプ地に戻るころから雨が降ってきて
キャンプ場の駐車場でこれからどうするか思案する。
先ずはお風呂に入ってからと言うことで、昨日のホテルの風呂に
入れてもらう。
風呂を出るころには雨も止んで、テントに帰って
食事を取り、美味しいビールを飲んで語らい、あまりやかましくしたので
隣のテントから文句を言われたりして、就寝。
by take4ni4da
| 2008-07-20 22:31
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