今年も、山の辺の道にやってきた。実は、最初今年は今までと違って、例年の逆コースを歩こうかと思っていたが、最近世の中きな臭くなってきたので、いつもと違うことをしたら大変なことが起こるとゲンを担ぎ、例年と同じコースにした。
さて、今年は何名集まるかな?今日も朝から快晴。集合時間になって、12名と1名が集まった。1名というのは、前によく歩きに来てくれたJuさんだ。写真愛好家のJuさんは、今日はコースの半ばにある長岳寺の庭園を写しに来たそうだ。「またあとでね」と、駅前からバスに乗って行った。自己紹介と珍しくストレッチ体操をして出発。真っ青な青空に映える三輪山に向けて、歩く。途中、Fuさんから「ちょっと遅れたので後から追いかけます」とメールがあった。「ゆっくり行きます」と返信する。古代の市の跡の海柘榴市(つばいち)の仏教伝来の地の碑の前で休憩。これから三輪山に登るのだというグループと会う。「はだしで登るのですか?」と聞くと、「登山靴で登ります」とのことだった。古い街並みの海柘榴市の民家の道を歩き、金谷の石仏に着く。ここで、Fuさん夫妻と合流。急な階段を上がって平等寺に着く。境内のつつじは、今年もいまいちだ。数年前まで一緒に歩いていた二年前に亡くなったF嬢が、境内に住み着いている猫をかわいがっていたのを思い出す。さらに進んで大神神社に。手前に今年もどっさりギンリョウソウが咲いていた。大神神社でお参りをして休憩後、病気平癒の狭井神社に参る。本殿の前には、ここから三輪山に登拝する人が列を作っていた。裸足の人はいなかったな。本殿の裏手にある三輪山から湧き出る御神水を飲んで、明るい里山の道を歩き先に進む。頭上には山藤や桐の花が綺麗に咲いている。今年の藤は綺麗だ。玄賓庵を過ぎて、「山邉道」(小林秀雄題字)と彫られた石標を過ぎて、桧原神社に着く。今日は鳥居の間から、二上山がくっきりと見える。さらに進もう。ウマノアシガタの黄色い花が咲く進むと、道端にこの辺りの農家でとれた野菜や果物の無人販売の棚がところどころにある。一つ一つに目を止めながら歩いていくと、左にこれから行く景行天皇陵の雄姿が見える。大和の青垣と言われる折り重なる山々の景色の中を進み景行天皇陵を過ぎる。この辺りは昔草原になっていて、昼食をとろうとして、そこで草刈りをしていた人に「ここで、お弁当を食べさせてもらってもいいですか?」と聞いたら、「ええけど、昨日まむしが居ったで。」と言われて、ぞっとしたことがある。程なく、崇神天皇陵に着き昼食。ここのつつじも今年は今一つ。昼食後、記念写真を撮って出発し、長岳寺に到着。ここで、朝あったJuさんに合流。ここから天理まで歩くつもりだったらしいが、まだ距離があると聞いて「やめやめ。石上神社で待っています」と言って別れる。我々は先に進み、中山廃寺跡を過ぎ、竹之内環濠集落を過ぎて、ビニールハウスの並ぶ中を進み、一件の農家に到着。Haさんがイチゴのパックを買い求めてご馳走してくれた。美味しい。ありがとうございます。夜都伎神社を過ぎると、次第に登り峠の茶屋に着き、女性はアイスなどで、男性はビールで涼をとり一服。さあ、あと少し頑張って行こうと出発するが、ここからの登りが今日一番きつい。暑い中、黙々と登りきり、石上神社へ下る。みんなから少し遅れ気味の二人を迷わないように見ながら石上神社に到着した。Juさんも合流して、しばらくの休憩後天理駅に向け出発。巨大な天理教教会本部の前を過ぎ、長いアーケードを通って駅の手前の喫茶店で反省会後解散となる。暑かったけど、最高のウオーキングだった。お疲れ様。
海柘榴市近くを行く
海柘榴市の古い街並みを
石棺の蓋だったという金谷の石仏
平等寺のつつじはいまいち。前はすごかった
今は亡きF嬢を思い出す
ギンリョウソウ
大神神社に参る人の列が長く伸びる
大神神社の境内に飾られていた牡丹
緑の中気持ちの良いウオーク
今年は山藤が綺麗だ
桧原神社からの二上山
ところどころきつい登りも
喉かな景色に疲れもふっとぶ
昼食地で記念写真
長岳寺のつつじ
農家で食べたイチゴ美味しかった。
(piさんの写真を拝借しました。)
峠の茶屋への登り
途中で見たナンジャモンジャの木
峠の茶屋(天理観光農園)を後にゴールへ
by take4ni4da
| 2017-05-05 23:18
| 567倶楽部ウォーク
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