明治30年代に9年間京都府加茂町から奈良まで走っていた鉄道があった。
「大仏鉄道」というそうだが、急こう配の難所を通る鉄道で、列車が急こう配の坂道を登らないので、ときどき乗客が後押しして峠を越えたというからなんとまあおもしろすぎる。関西線が木津経由で奈良まで開通したため利用する人がなくなり廃線になった。
その廃線跡を巡る、ウォーキングが京都府ウォーキング協会の例会で歩いてきた。木津市も共催で行われ、木津市民は参加費無料であった。最初の予想ではたくさんの木津市民が参加する予定だったが、あいにくの雨で、一般参加を含めて186人の参加となった。
JR加茂駅
JR加茂駅前の広場で、出発のセレモニーで木津市長などのあいさつの後出発。僕は今回当番で、先頭旗手の大役を仰せつかった。加茂町の里山の道を歩くのは、晴れていれば気持ちが良かっただろうが、雨では楽しさも半減。廃線跡といっても、レールは完全に撤去されていて、ところどころに残る隧道や橋脚を見て回る。
鹿川隧道(狭いなあ)
それぞれで、大仏鉄道研究会のスタッフが説明してくれる。全行程13km。雨がだんだんきつくなってきて、持っている旗がぐっしょり濡れて重くなってくる。おまけにときどき強い風にあおられてふらふらした。
加茂駅、観音寺橋脚、梶ヶ谷隧道、赤橋、きっづ光科学館ふぉとん(昼)、鹿川隧道、黒髪山トンネル後、大仏鉄道記念公園を経て、2時半ごろJR奈良駅にゴールした。
大仏鉄道記念公園
一日中雨で、疲れたね。
by take4ni4da
| 2010-10-11 11:35
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