その昔、若狭湾で取れた魚介類を運んだ鯖街道に、前から一度歩いてみたいと思っていた。
所属する京都府ウォーキング協会の会員限定のイベントで2日間歩いてきた。
19日若狭小浜の泉商店街を出発。
一日目のコースは山と里の2つに分かれていて初参加は里を歩かなければならない。若狭姫神社まで山コースの人たちと一緒に歩き神社で休憩後お別れ。我々はJR小浜線に沿って東へ。全コース2台のサポート車が併走してくれて水分を補給してくれるので助かる。天気予報は雨だったけど、前半はカンカン照りで、結構苦しいので水分も多く摂る。瓜破の滝という小さな滝に寄って美味しい湧水を飲む。
小浜線と分かれて緑豊な里山の風景の中を進む。下がアスファルトなので足には辛い。
少し疲れて歩いているとベテランで73歳のOさんに「大丈夫ですか?下を向いて歩いていると呼吸が苦しいので余計に疲れますよ。」とアドバイスを受けた。胸を張って歩こうと思っていたけど知らず知らずにうつむいているんだ。
Oさんの歩き方は背筋が伸びてきれいな歩き方だ。
そのせいか、いままで足に豆ができたことがないそうだ。
このコースで有名な「熊川宿」についてその端正な町並みをたっぷり堪能しながら歩く。一度ゆっくり来てみたい。熊川宿のはずれにある道の駅に11時半に到着。やっとお弁当にありつく。大きなおにぎりが2個。食べられるかなと思ったけど、ぺロリ。美味しかった。
横で食べていた埼玉からみえた人は「とても食べ切れない」と一個残していた。
12時にストレッチをして先に向かう。しばらく行くと滋賀県にはいる。寒風トンネルを抜けて道路に沿って歩く。水坂トンネルの手前で国道303号線と分かれ山側に緩やかに上りやがてトンネルの上を通り水坂峠に着く。ここで、午後一回目の休憩。
峠を下りると保坂と言うところから再び国道を歩き、また峠に向かう。檜峠を越えるとぐんぐん下りていって朽木に着き、朽木新本陣という道の駅で休憩。このへんから雲行きが怪しくなってきて雨が降り出す。おまけに何処やらでゴロゴロと鳴り出した。
ここからゴールまであと約12km。先輩のOさんに「大丈夫ですか?」と心配されるがもう行くしかない。よっぽど疲れた歩き方をしていたのか?安曇川に沿った国道を雨の中黙々と歩く。やがて川の名前が葛川と変わって、途中東屋の有る休憩所で最後の補給。あめが一段ときつくなる。山コースの人はもうゴールに着いたという情報も入る。辛いけどあと6km頑張らないと。雨は一向に止む気配がない。同じような曲がり角を何度も曲がる。そしてようやく梅ノ木のゴール。山コースの人たちが浴衣姿で迎えてくれる。
びしょびしょの靴を脱いでソールを出して新聞紙をつめて宿に入り風呂に入る。熱い目の湯なので気持ちがいい。さっぱりして夕飯。冷たいビールが旨い。そのあと10時頃までまた飲んでお開き。
ああ、疲れた。
by take4ni4da
| 2009-07-25 22:34
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